今日は、悲しい別れがありました。
私もメンバーとして参加しているドッグレスキューハグが、豊橋のセンターから、殺処分対象だった雑種の男の子を引き出したのがおよそ1か月前。
会陰ヘルニアと精巣腫瘍でお腹はパンパン、しかも、フィラリア強陽性という状態でした。
その子を温かく迎え入れてくれた、名古屋の預かりボランティアのご家族。
病に勝つように!と、勝(まさる)と名付けてくれました。
その預かりボラさんのインスタグラムでは、パンパンに張って時には痛むお腹と闘いながらも、幸せそうな表情の勝くんの姿がたくさんアップされています。
その勝くんが、昨日手術に臨みました。
フィラリア強陽性という体での全身麻酔はかなり危険を伴うということは、事前に先生から聞いていました。
が、このままパンパンのお腹を放置しておく事も危険との事…預かりボラのご家族とハグの代表、そしてメンバー共々悩んだ末、手術をする事になりました。
手術は無事成功し、勝くん、目が覚めて動いてます、との連絡を病院から受け喜んでいたのも束の間、容態は急変しました。
今蘇生の措置をしています、と、連絡を受けた時は、信じられない思いでした。
病院の先生やスタッフの皆さんが、勝くんのために最後まで尽力して下さいましたが、願いは届きませんでした。
勝くんのボロボロの心臓には、負担が大きすぎたのかもしれません。
今日、預かりボラさんの元へ帰った勝くんと、最後のお別れをしてきました。
冷たくなった勝くんを見ても、まだ信じられない思いです。
預かりボラさんのご家族は、勝くんの手術が無事成功したら、正式に里親として家族に迎えようと思っていてくれたそうです。
元飼い主さん…こんなにボロボロの体になってから捨てるくらいなら、いっそもっと早く捨ててくれたら、私たちがこんな酷い状態になる前に救ったのに…と、勝くんを見ていたら、色々な思いが巡りました。
これまで決して幸せな環境ではなかったであろう勝くんなのに、とにかく穏やかで、人にも犬にも優しく、こんな良い子はいない、というくらいの良い子でした。
辛い犬生だったに違いないけれど、最後の1ヶ月あまりは、最高の家族に大切にされ、幸せだったのが、せめてもの救いです。
これからやっと幸せばっかりの毎日になるはずだったのに、悔しくてなりません。
勝くん、どうぞ安らかに…。
勝くんのような子達が、今もたくさんいる現実。
一度家族として迎えたら、どうか最後まで責任を持って、愛情を注いで育てて欲しいと願うばかりです。
\我が家のビーグル ニコもフィラリア陽性で豊橋で保護されました/

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