犬が歯磨きをさせてくれない時のトレーニング方法 獣医直伝!歯磨き粉の味も鍵

犬に関する なるほど雑学

愛犬が歯磨きをさせてくれない、と困っていませんか?

歯周病が進行すると、痛くて物が食べられなくなったり、酷いと眼の下に穴が開き膿が流れ出す事も。

とはいえ、嫌がって歯磨きさせてくれないワンちゃんも多いはず。

この記事では、獣医さん直伝の歯磨きトレーニング方法や、おすすめ歯磨き粉などをご紹介します!嫌がって、なかなか歯磨きさせてくれないあなたの愛犬も、これで歯磨き好きになるかも?

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犬が歯磨きをさせてくれない場合のトレーニング方法

そもそも、犬が歯磨きを嫌がってさせてくれない、という場合は、段階を踏んでいかなくてはいけません。いきなり口の中に歯ブラシを突っ込むのは逆効果。犬は嫌な体験を忘れないので、無理やりしないのが鉄則です。

まずは、歯に触れられる事に慣らす

口元を触る事自体を嫌がる犬には、まずはここからスタート。

①口周りを軽く触る。

犬がリラックスしている時に、口元に軽くタッチします。

膝に乗って甘えてきている時などがグッドタイミング。口元をなでられるのが気持ちよいと感じるワンちゃんならスムーズにクリアできると思いますが、嫌がるようなら、おやつを見せて、逆の手で数秒口周りを優しく握って、その後おやつを与えます。

口元を触られる=良い事がある、とインプットさせます。

②歯にタッチする

口元を触られる事に慣れてきたら、今度はいよいよ、歯にタッチしていきます。

上唇をめくって、歯に触ってみましょう。

体勢は、膝の上にごろんと寝かせた状態がやりやすいかと思います。

もしも嫌がるようなら、無理強いはしない事が大切です。獣医師いわく、このステップに行くまでに数ヶ月かかるワンちゃんもいるそうです。

ハナ
ハナ

成功したら、おやつをあげてね!

③指を口の中に入れる

歯に触れたら、次は犬の口の中に指を入れてみます。

ガーゼを指に巻き、歯磨き粉(歯磨きペースト)をつけて歯を触ってみましょう。

指に巻いて使える、犬の歯磨きシートはちらから↓

ここでおすすめなのが、おいしい味のする歯磨き粉(歯磨きペースト)をつける事です。

普通に磨くより、汚れが落ちやすく、汚れが付きにくくなるのはもちろん、犬においしいと感じさせる事で、格段に、歯を触りやすくなります。

さまざまな味のものが売られているので、是非、使うことをおすすめします。

犬の歯磨き粉はこちらから↓

④歯を軽くこすってみる

口の中に指を入れる事に成功したら、いよいよ、歯をこすってみます。

初めは数秒からスタート。嫌がったらストップして、焦らずに毎日少しずつ、習慣付けていきましょう。

ここまで来て、どうしても再び嫌がるようになったら、②や③に戻ってください。

歯ブラシを使った歯磨きの始め方

歯を触られるのが平気になったら、次のステップ。歯ブラシを使って磨くためのトレーニングです。

①口を閉じたまま、歯ブラシを口に入れる

歯磨き粉(歯磨きペースト)をつけた歯ブラシを、犬の唇の端から滑り入れるようにして入れてみます。

おいしい味の歯磨き粉(歯磨きペースト)が付いていますので、抵抗感なく受け入れるワンちゃんも多いですが、今までの指とは違う硬い異物が突然口に突っ込まれて、驚いてしまうワンちゃんもいるかもしれません。

そんな時は、まずは歯ブラシを歯にちょっと当ててみるところからスタートしてみてください。

②奥歯を磨いてみる

歯ブラシが口の中に入る事に抵抗感がなくなったら、奥歯磨きに挑戦です。

上唇をめくって、奥歯を数秒、歯の根元から軽く磨いてみましょう。

歯磨き粉(歯磨きペースト)がおいしいので、歯ブラシをペロペロしたり甘噛みしてきたら、そのまましばらくワンちゃんのしたいようにさせてください。

歯ブラシ=おいしいもの、と思わせる事が出来ればOKです。

犬の歯ブラシはこちらから↓

③前歯にも挑戦

奥歯より、前歯の歯磨きを嫌がる犬が多いですが、歯の根元から汚れをかき出すように磨いてみましょう。

④歯の裏側も忘れずに

ここまで来たら最終段階。上あごをつかんで口を開かせて、歯ブラシを持った手で下あごを固定し、歯の裏側を磨きます。

最後に…うちのミックス犬(リスベット)の歯磨き風景です。

生後10ヶ月でうちに来た頃は、歯磨きを嫌がっていましたが、1歳半を過ぎた今では、すっかり慣れておとなしくさせてくれます。

犬の歯磨き

犬が歯磨きをさせてくれない時の対処法まとめ

ここまで、獣医に聞いた犬の歯磨き方法についてご紹介しました。

犬が歯磨きを嫌がると、どうしても、「もういいか・・・」と諦めてしまいがちですが、歯石が溜まると歯周病となり、酷くなると、頬を破って膿が出てしまう事もある恐ろしい病気です。

実際に、保護犬活動をしている中で、そのような状態の犬たちに度々出会います。

愛犬に苦しい思いをさせないためにも、予防としての歯磨きを習慣づけたいものです。

歯垢は3~5日で歯石になるので、3日以内に全部の歯を磨きましょう。

長時間の歯磨きが苦手なワンちゃんには、今日は上の歯、明日は下の歯、とパーツ分けして、毎日少しずつ歯磨きするのもいいかもしれません。

我が家のわんこのおすすめデンタルケア用品

うちの犬たちは、今回モデルをしてもらったミックス犬のリスベットを筆頭に、ブリュッセルグリフォンのハナ、一時預かり中の保護犬、ダックスフントのレイも、みんな歯磨きさせてくれます。

レイは、推定10歳で保護されてうちに来た当初は、とんでもない口臭で酷い口内状態でした。

すぐに全身麻酔によるスケーリングと抜歯を行い口臭はずいぶん改善されました。

これまで全く歯のケアをされていなかっただろうに、なぜか最初からおとなしく口の中を触らせてくれたので、とても助かっています。

これまで、歯周病が悪化して目の下がただれたりと、とても苦しい状態の犬たちを何匹も見てきたので、レイには同じ思いをさせないよう、歯磨きを習慣にして頑張っています。

 

最後に、そんな3匹が使っているおすすめのデンタルケア用品をご紹介します。

歯ブラシはシグワン。360度ブラシが付いているので、とても磨きやすく、小回りが利きます。

 

そして歯磨きペーストですが、我が家はこちらを使ってます。シグワン ゼオライト。ミクロ粒子が歯垢を落とすだけでなく、イオン交換機能で、歯石の原因となる唾液中のカルシウム分を吸収してくれれます。甘味料・香料・発泡剤不使用で、なによりうちのわんこ達はペロペロおいしそうにしています。

どうしても歯磨きがまだ苦手なワンちゃんには、こちらもおすすめです。ペットクール ブレスケア。口の中にスプレーするだけの簡単さで、口内の雑菌を抑える効果があります。

ハナが小さい時に、獣医に薦められて使用して以来のお気に入りです。

うちは、シグワンと同様、歯ブラシに吹きかけて磨いていますが、ヨーグルトのような香りで、とにかくおいしいようです。

口へのスプレーも厳しいワンちゃんには、フードやガム、おもちゃなどに吹きかけて使用する方法もあります。

歯磨きに慣れるまでは、こちらを使うのも一案です。

愛犬に合ったデンタルケア用品で、焦らず気長に、歯磨き習慣をつけてくださいね。

 

次回は、犬の歯周病について、ご紹介する予定です。

犬の歯周病関連記事はこちら↓

犬の口臭は歯周病のサイン!さらに内臓疾患の疑いも,,,治療方法や費用は?

 

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